ボン君の成長記録(2才から2才3ヶ月まで)

 



2歳も過ぎた途端に2語分を話すようになった。
最初の2語分は、息子らしく”おおきいひこうき”
話す時も大分感情を入れて話すようになってきて、”おおきいねーー”“みたー?ひこうき””ままー!みた?ひこうき!”と、知っている言葉を色々な応用を利かせて話しているようだった。

2歳の誕生日パーティーを同じ年頃の子供たちを招いてした。子供が生まれて以来、大っぴらにお披露目パーティーなどはしていなかったのだが、息子本人も楽しめるという意味では、この2歳の誕生日パーティーというのはなかなか良いなと思った。

2歳児検診では、言葉の報告(2語分を話している)をし、身長、体重も計った。
今回は予防接種はなかったが、先生から髄膜炎で命を落とす子供がいるとの話を聞いた。これはもう確率の話になる。先生も、自分の子供には早速に予防接種を打ったと言っていたし、交通事故に遭ったり、髄膜炎になったりする確率は低いが、もしなった時に命を落とす可能性は非常に高いと言った。

私達は、この予防接種は受けさせない事に決めた。


2歳児検診にて:12、7キロ  89センチ  50、5センチ(頭囲)でかい。。。


この頃の息子の毎日の日課。
向かいのアパートに老夫婦が住んでいて、息子が窓際に来て外を眺めていると、ベランダで日光浴をしている向かいのおじいちゃん、おばあちゃんも、窓に張り付いている息子を見て手を振ってくれるのだが、これがいたく気に入ったらしく、ふとした時に“あ、おじいちゃん、おばあちゃん”と窓へ行っては手を振りあって仲良く無言の会話をしていた。

ロールプレイングというのだろうか、自分の体よりも大きな熊のぬいぐるみに色々と話しかけては、最後に一丁前に”〜OK?”などと言っている。
食事時になるとしまじろう人形を持ってきては”まーちゃん(しまじろうのこと)!ごはん”と話しかけている。時に寄っては、例の熊のぬいぐるみまで持ってきては、椅子に座らせて”ごはんよ”と言っている。

あまり構ってあげてなかったから、逆にこんな母親みたいな事をぬいぐるみにしているのだろうか?と思ったりもした。

旅行しないとストレスが解消できない私達夫婦なのだけれど、この頃ロンドンに3泊だけれど行った。チューリッヒと比べると都会だし、歩道も狭くバギーでは堂々と通れるわけではなかった。けれども、前回私が行ったときのように人はなかなか親切で、地下鉄の改札口では駅員さんの方が気づいて、バギーも通れるドアをさっと開けてくれたりもした。

これぐらいの年頃、それもじっとしていない息子のような子を連れて入るレストランというのはロンドンでもなかなか無かったけれど、給仕の人たちは別段迷惑そうでもなかった。でもやはり空気は悪かった。チューリッヒと比べるのも酷だけれど、ロンドン市内で子供を育てるのはちょっときついかなと思った。

息子のやらかしたとんでも無いこと、、、。ニューヨークのテロから1年以上経っていたとはいえ、IRAの歴史があるロンドン地下鉄構内のエレベータで、非常ベルを鳴らしてくれた。けたたましい”ウイーン”という音、、、。

、、、、すぐその場から逃げ出てきたとんでもない親子でした。(大体非常ベルの位置は、勿論車椅子の人のためなんだろうけれど、子供のいたずらに丁度良い高さなんだよなあ、、、)そういや、トロントのホテル内でも押して、びっくりしてフロントの人が”どうしました?”と中にマイクで言ってくれたのだった。学ばない親子だ。

08/03/03