スイスで歯医者に行く

 

私は歯がそんなに丈夫じゃない。前歯をどければ治療をしたことがない歯はないだろう。短期の旅行ならともかく、カナダに留学していたときにはそれが非常に心配だった。何故なら海外旅行保険には歯の治療はカバーされていないからである。

去年スイスに来たときには、その直前に日本でとりあえず悪い歯は全て治してもらった。どうしてかというと、ここスイスでは健康保険で歯の治療がカバーされていないからである。歯だけ別の保険に入らないといけないし、保険料が高いためいちいち実費で治療してもらっている人がほとんどである。あまりに歯が悪い子供なんかは保険に入った方が安くつく場合もあると聞いた。だが、やはり虫歯がすぐ出来やすい私のこと、とりあえず歯医者に行って点検してもらう必要があった。   

とりあえずは良い歯医者さんを捜さないといけない。そして、高くない歯医者さんを捜さないといけない。チューリッヒでは、治療費が高く、歯医者さんもまあまあの数が居るのに、歯医者を必要とする人の方が多くて、「うちでは受け持てません。」と言われることがよくあると聞いた。私の場合は幸い主人がお世話になっている歯医者さんに主人に聞いてもらい、大丈夫とのことだったので、すんなりと治療を受けることが出来た。初めて治療を受けるときはこのように、直接歯医者さんにまだ受け持てる余裕があるか聞かないといけない。後は治療を受けて支払うだけだが、これがかなり高い。

今は日本では雇用されている場合に窓口で支払う保険代は20%だが、10%の時なんかはあまりたくさん支払っているという実感がなかった。別のページに書いた子宮内膜症の手術は、まだ10%の頃だったので、そういう意味ではラッキーだった。
  日本で治療を受けてから半年と経たないうちにこちらの歯医者で治療してもらったのだが、早くも3本の歯が治療要だった。そして治療費は1000フランもかかったのだ。それ以来私は、歯を磨くのはもちろん、歯間ブラシやうがいを欠かさないようにしているけれど、今年はどうだろう。歯医者さんによっても違うだろうけど、私の場合は、年に一度「歯の点検をしますから来て下さい。」というハガキが届いてチェックしてもらうのだが、今年も、妊娠して栄養を一杯とられてるから、治療費がかさみそう、、、。

終わり

12/05/00