PHOTOーゼクセロイテンー

 毎年4月の中頃になるとチューリッヒは雪おとこであふれる。と言っても雪おとこではなくもっと深い意味がチューリッヒの人にはあるのだけれど、要するにこの雪おとこさん(ビュークと呼ばれる)に燃えて、爆発していただいて、その年の夏はどんなになるか占おうじゃないのって事らしい。

 この雪おとこさんのミニチュアがデパートにあふれて、そしてもちろんケーキ屋さんでも雪おとこさんのミニチュアが乗っかったケーキやチョコが売られる。チョコ馬鹿のスイス人にはよだれタラタラである。うちでは、小さなケーキの上にビュークの乗っかったものを買ったが、写真を撮る前にさっさと胃袋に納めてしまった。なかなか可愛いものだった。  

 今年は4月10日の月曜日が、ゼクセロイテンの日。その前日の日曜日、市内では仮装した子供達がバンホフ通りをパレードする。日本人の子供達もパレードしていてみんな可愛かった。そして、本番の月曜日、これは毎年月曜日なんだけど、市内の学校、会社はお昼から休みで、夕方の雪おとこさんの爆発を待ちわびる。ベルビューにあるゼクセロイテン広場にみんな集まり、6時ちょうどに雪おとこの土台に着火。後は、上へ上へと火が燃え上がるのを見守り、雪おとこに仕掛けられている火薬が爆発し、首が吹っ飛ぶまでの間、みんな興奮して待つ。

 着火から首が飛ぶまでの時間が短ければ短い程、その年の夏は暑く長ーくなるというわけ。今年は私は、お腹のことを考えて、テレビで生中継を見ていたのだけど、15分少しで首が吹っ飛んだ。これはまあまあ、いい夏になるんじゃないのって速さらしい。  

 上に載せた写真は、今年のではなくて、去年のだけれど、音といい本当に迫力がある。

25/04/00