ボン君の成長記録(8ヶ月目)

 

 丸7ヶ月も近くなった頃、私達は実家の用事で再び日本へと行った。

 しかし、私がインフルエンザにかかってしまい、点滴を受けたり、平熱が低いのに39度以上の熱を出したりで授乳を一時的に粉ミルクに変えなければならなかった。パンパンに張った母乳を絞ることすらしんどくて出来ずに、両胸は痛くて痛くて、いつも母乳が吹き出ているのを感じていた。

 ただ不幸中の幸いだったのは、母や主人に息子を全て任せていられたので、回復することに集中できたということだろうか?そして、食欲が復活してからは美味しい日本食で栄養をつけられたので(しかも食事の支度付きで)気分的に楽だった。

 またまた日本滞在中に、今度は上の歯が2本出始めているのを発見する。その後もう1本も出始め、この時の段階では、上3本(前2本と左側1本)と、下3本(前2本と右側1本)。

 

 この頃は、もう夜中の授乳はなく、夜9時頃に1回と、朝方6時頃にあげ、日中に1〜2回ほどあげていた。離乳食の方は、午前と午後、そして私達の夕食の頃にも少しあげていた。お粥、魚、野菜、うどん等々、柔らかく食べられそうなものは何でもあげていた。量は、その時々でまちまちで、30グラムほどしか食べないときもあれば、100グラムも食べたりだった。

 私達の食事から取り分けるときもあって、息子のウンチは、前の日に食べた物の色になっていたり、消化できなかったものが固まりで出てきたり(胡麻とか)、そして何より、ますます大人のような臭さになってきていた。

 

 主人が3泊4日で出張に行ったことがあった。いつもあれやこれやと育児や家事を手伝う人では決してないのだけれど、この4日間は、私は、私一人でこの子を守らなければという、変な責任感に飲み込まれてへとへとになった。

 8ヶ月目の中頃、初めてベビーシッターに預けた。といっても主人の姉と彼女のパートナーに預けたのだけれど、それまでは、私の実家で私の家族に預けたことはあったけれど、主人と2人で出かけることがなかったし、私は文字通り四六時中息子と一緒だったので、解放されたというよりは、なんだか変な気分だった。当の息子はと言えば、2才になる従兄と楽しそうに遊んだり、いっぱい食べたりしていたようだ。

 生活リズムは、朝方の授乳の後、8時頃まで寝て、昼近くに昼寝、夕方にもう一度昼寝、そして9時頃に寝るといった感じだったが夜泣きは、する日の方が多かった。

 ハイハイや、掴まり立ちに一所懸命で気が付かなかったけれど、お座りは腰が安定している風ではなさそうだった。なので、それまではさせていなかったお座りを頻繁にさせてみた。

 この頃の息子のお気に入りは、本を食べること。色々と乳児用絵本があったのだけれど、その殆どの角は彼に食べ尽くされてしまった。

 

体重9040グラム 身長70センチ (丸7ヶ月半)

06/03/02