ボン君の成長記録(9ヶ月目)

 

 さて、日本滞在中に母乳を二日ほど止めていたため、両胸にしこりがずっとあったのだが、それが全然消えず、痛むため母乳専門の保健婦さんに家に来てもらいマッサージをしてもらったりした。Milchstau(乳腺詰まり)とのことだった。(注:これも保険でカバーされる。母乳専門のカウンセリングは3回まですべて保険でカバーされて、費用の負担はない。ただし、一旦立て替え払い。)

 彼女のアドバイス通り、授乳前に胸を温め、授乳後は搾乳機でしっかりと絞り出し、その後胸を冷やして母乳の生産を少なくするということを何日か続けていく内に、だんだんとしこりがなくなっていった。私は、母乳の出過ぎでその後も色々とトラブルが続いた。

 この頃も8時頃起きて、夜は9時頃寝て、日中は2回、1時間から2時間ずつ昼寝をしていた。

 離乳食も、味の付いていない、もしくは薄いものを簡単に潰したものを与えていた。卵白も少し与えたりしたけれど、アレルギー体質の人が家族には居ないのでこの子も多分大丈夫だろうと思っていた。大体一日に3回ほど与えていたが、食べる量は少しずつだが増えていっていた。授乳の方は一日3〜4回あげていた。

 気に入らないことがあると「んー、んー」と唸っていたりした。言葉というものはまだ発しなかったけれど、喃語はどんどん出てきていた。そして話すのが楽しそうだった。

たとえば:ばー、ばー   ぱー、ぱー

     まーん、まーん、 だー、だー  じゃー、じゃー

 歯も知らない間に、8本目が生えてきていて、この9ヶ月目の終わり頃には上下4本ずつ生えそろってしまった。

 この頃から私は、週に2回、午後に外出する用事があった。託児所も付いていたので非常に都合が良かったのだけれど、息子はあまり事情が飲み込めていないのか、私と離れても淋しそうな様子ではなかった。だからこっちがちょっと淋しかった。まだ他の子供と一緒に遊ぶことは出来なかったけれど、他の大きな子供に興味を示しているようだった。これは、保健所に行ったときでも同じだった。

 生活が少し変わったからか、夜中に泣くこともあり、授乳しなければならないことも間々あった。アクシデントは相変わらずで、ソファから落ちたり、あちこちに頭をぶつけたりはしょっちゅうだった。

体重9630グラム 身長72センチ(丸9ヶ月)

06/03/02