バスケットボールダイアリー2 by Rika in PARIS

 

 

《フランス妊娠生活始まる!》

 徒歩30分以内の範囲にある産科の先生にお世話になるようになって、これから、やらねばならないことを聞く。

 フランスは、専門分野が全てわかれているので、最初は、日本のように、産婦人科ひとつで、全て同じところでやってくれればいいのにーと思ったが、ここでは、産科の先生に紹介状を書いてもらって、自分で動く。でも、結果がすぐでると言う点で、こっちの方が良いような気がしてきた。日本の病院で血液検査をした時は、そういえば、結果待ちに3週間もかかった。(田舎だったせいかもしれないが。。。)それを思うと、こっちでの検査は、その日の午後にすぐでるし、診察もスムーズで、時間がかからなくて良い。

 そして、お腹がどうもムニュムニュする。これが、胎動というものなのか?とまだはっきりわからないまま、フランスでの妊娠生活がはじまった。

 

《エコグラフィー》

 フランスでの超音波検査は、一般に3回行い、第2回目のものが一番重要らしい。あたしは、1回目のは、日本で済ませてきてあるので、2回目のをやることになった。1回目のが、どうして、小さなコピー一枚だけでおどろかれたのは、その結果を見て、一目瞭然だった。

 そして、あたしが驚いたのは、またしてもフランス人。レミは、ビデオテープを準備してきていて、録画してもらうようにしていた。そして、ここで、あたし達は、男の子を授かったことを聞かされた。(希望による。)何枚もの詳しい写真のコピーに加えて、一枚記念用に大きく引き延ばされたコピーまで入ってて、面白い。

 後で、似たようなお腹をしたフランス人カップルの子(女の子)と、2回目のエコの結果を比較してみると、全般にうちの方が大きいのは、男の子だから自然だと考えて、しかし、なぜ、足がやけに大きくて、鼻がその子より小さいのは、どういうこと?!それってあたし似ってこと?

 

《血液検査》

 血液検査をする。案の定、トクソプラズマにひっかかる。アジアには、存在しないそうだから、ほとんどのアジア人がひっかかるが、胎児に直接影響なければ、問題ないという。結果がネガティブなものだけ、毎月検査にいかねばならない。

 そして、今回もトクソは、ネガティブ!出産まで、低温殺菌してないおいしいチーズ、生肉を使うカルパチョ、ハムや生野菜などなど、食事制限される。とくにチーズは、みんながおいしそうに食べてるのを横目でみながら、う〜ん、うらやましい。。。これから月一回は、血液検査をせねばならね。

 

《アプトノミー》

 妊娠5ヶ月目も終わるころ、アプトノミーという胎教のようなものを始めた。これは、出産に関わるリラクゼーションの一環で、ヨガ、ソフロロジーと最近ではいろいろな方法があるが、このアプトノミーというのは、お腹を触ることによって、出産前から胎児とコミュニケーションをはかることができ、胎児にお腹の中のスペースとか骨盤の位置を知ってもらい、頭の向き等を変えたりすることによって、出産をも助ける。

 また、お腹がいたい時のマッサージ法や、出産時のリラックスの仕方、陣痛しのぎの術なども学ぶ。これのおかげで、特に助産婦による、日本でいう「両親学級」には、行っていない。レミと2人で、お腹をさわる。こっちだよー、とお腹のはしっこをさわって、呼ぶ。こうやって、遊びながら、胎児は、お腹の中のスペースを知る。

 8ヶ月をすぎてからのは、頭がちゃんと下にくるようにする。先生は、胎児の動きにとても敏感で、ほら、ここが頭で、ここがおしり、こうやって動かして、ほら、今動いたのわかる?とつぎつぎに説明するが、う〜ん、今いちわからない。そう言われれば、そんな気もするし。。。現にあたしは、頭は上だとさわりながら感じていた。。。と半信半疑のまま、すすめる。

 でも、教えてもらったマッサージは、家でやってもらうと、非常に気持ち良い。後は、これをいかに、冷静に現場でできるかだ。また、出産時は、レミに椅子変わりになってもらって、一緒に産むこともできるという。そうやって、あたしひとりじゃなく、みんなで、胎児をこの世にでてくることの手助けをできることに、幸せを感じる。

 

《妊娠5ヶ月から7ヶ月》

 フランスに着いたばかりの時は、まだ、具合悪かったが、その後、体調は見る見るうちに回復。いわゆる、安定期に入った。あまりに元気なので、ガンガン歩き、もりもり食べた。日本ほど体重制限の厳しくないこの国では、みんなが食べろ、食べろと勧めるので、それに調子にのって、食べていたら、6ヶ月目は、一ヶ月で3キロも太るしまつだった。さすがに産科の先生に、少しダイエットするように注意された。

 また、つわり期には、自然とうけつけなかったアルコール類も、欲するようになった。この国でワインを断つことは不可能だ!最初は我慢していたが、我慢するよりは、少し頂いて満足していい気分を持つことの方が大切だ、とのフランス人の意見に妙に共感して、それから、ワイングラス2〜3杯くらいまでは、自分で許すことにした。

 そして、元気なうちにと、この時期に旅行もし、つわりの後、こんなにパワフルな時期が来ようとは想像もだにしなかった。その上、みんなからは特別扱いしてもらえ、この楽な暮らしぶりに、

「あ〜、一生妊娠していたい!」と思った。